後見人は家族がなるべき?専門職がいい?|費用・手間・リスクを比較して最適解を選ぶ
後見人は家族がなるべき?専門職がいい?|費用・手間・リスクを比較して最適解を選ぶ
障害のある子どもの将来を考えるとき、多くの親が悩むのが
「後見人は家族がなるべき?それとも専門職に任せるべき?」
という問題です。
成年後見制度は、判断能力が不十分な人の財産や生活を守る制度ですが、 実際に誰が後見人になるかによって、負担やリスクが大きく変わります。
特に障害のある子の家庭では
- きょうだいが後見人になるべきか
- 司法書士や弁護士に任せるべきか
- 費用はどれくらいかかるのか
といった悩みが多くあります。
この記事では、家族後見人と専門職後見人の違いを、費用・手間・リスクの観点から分かりやすく解説します。
目次
1. 成年後見制度とは?(簡単に理解)
成年後見制度とは、
判断能力が不十分な人の財産や生活を守るための制度
です。
例えば次のような場面で必要になります。
- 銀行手続き
- 不動産売却
- 施設契約
- 相続手続き
本人が自分で判断できない場合、後見人が代わりに契約や手続きを行います。
2. 後見人は誰がなれる?
後見人には、次のような人が選ばれます。
- 配偶者
- 親
- きょうだい
- 親族
- 弁護士
- 司法書士
- 社会福祉士
つまり
家族でも専門職でも、どちらも後見人になれる
という仕組みです。
ただし、最終的に誰が後見人になるかは家庭裁判所が決定します。
3. 家族後見人のメリット
家族が後見人になる最大のメリットは、
本人の生活や事情をよく理解している
という点です。
具体的には次のようなメリットがあります。
- 生活状況を把握しやすい
- 意思を尊重しやすい
- 柔軟な対応ができる
- 専門職報酬が不要
特に障害のある子の家庭では、
「きょうだいが後見人になる」
というケースも少なくありません。
4. 家族後見人のデメリット・リスク
一方で、家族後見には負担もあります。
- 家庭裁判所への定期報告
- 財産管理の責任
- 親族トラブル
- 時間的負担
特に注意すべきなのは、
後見人は「財産管理の責任者」になる
という点です。
お金の管理に問題があれば、後見人が責任を問われる可能性があります。
5. 専門職後見人のメリット
専門職後見人とは、弁護士や司法書士などの専門家が後見人になるケースです。
主なメリットは次の通りです。
- 法律・手続きに詳しい
- 相続などの複雑な案件に対応できる
- 親族トラブルを避けやすい
- 客観的な判断ができる
特に、
相続トラブルが予想される場合
には専門職後見が選ばれることが多いです。
6. 専門職後見人のデメリット
専門職後見の最大のデメリットは費用です。
後見人報酬が継続的に発生します
また、
- 生活の細かい事情は分かりにくい
- 相談に時間がかかる場合がある
といった点もあります。
7. 費用の目安
| 後見人の種類 | 費用 |
|---|---|
| 家族後見 | 基本的に無料 |
| 専門職後見 | 月2〜6万円程度 |
これは家庭裁判所が決める報酬であり、 本人の財産額によって変わることがあります。
8. 家族後見と専門職後見、どちらが向いている?
| 向いているケース | 後見人 |
|---|---|
| 家族関係が良好 | 家族後見 |
| 財産が多い | 専門職後見 |
| 相続トラブルがある | 専門職後見 |
| 日常生活サポートが中心 | 家族後見 |
9. 障害のある子の家庭での現実的な選び方
実務では、
家族+専門職の組み合わせ
が選ばれることもあります。
例えば、
- 家族が生活サポート
- 専門職が財産管理
という形です。
重要なのは、
「誰が一番安心して長く支えられるか」
という視点で考えることです。
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