成年後見の費用はいくら?|申立て費用・報酬の相場・家計への影響を具体例で解説

成年後見の費用はいくら?|申立て費用・報酬の相場・家計への影響を具体例で解説

成年後見制度を検討するとき、多くの家庭が気になるのが

「結局、いくらかかるの?」

という費用の問題です。

特に、障害のある子どもの将来を考える家庭では「長期間続く制度」になるため、費用の仕組みを理解しておくことが重要です。

成年後見には大きく分けて次の費用があります。

  • 申立て費用(最初にかかる費用)
  • 後見人の報酬(毎月・継続費用)
  • 専門家費用(申立てを依頼した場合)

この記事では、成年後見の費用について

  • 実際の相場
  • 家計への影響
  • 具体例

を分かりやすく解説します。


目次


1. 成年後見制度の費用は大きく3種類

成年後見制度では、次の3つの費用が発生します。

費用 内容
申立て費用 家庭裁判所へ申立てるときの費用
後見人報酬 後見人へ支払う継続的費用
専門家費用 申立て手続きを依頼した場合の費用

特に注意が必要なのは

後見人報酬は制度が続く限り発生する

という点です。


2. 申立て費用の相場

成年後見の申立て費用は、比較的少額です。

項目 費用目安
収入印紙 800円
郵便切手 3,000〜5,000円
診断書 5,000〜10,000円
鑑定費用(必要な場合) 5万円〜10万円

つまり、

申立て費用は1万円〜10万円程度

になるケースが多いです。


3. 後見人報酬の相場

後見人報酬は、家庭裁判所が決定します。

一般的な目安は次の通りです。

本人の財産 月額報酬目安
1,000万円以下 月2万円
1,000万〜5,000万円 月3〜4万円
5,000万円以上 月5〜6万円

これが年間で考えると、

年間24万〜72万円

程度になります。


4. 家族後見と専門職後見の費用比較

後見人 費用
家族後見 基本的に報酬なし
専門職後見 月2〜6万円

ただし、

最近は家庭裁判所が専門職を選任するケースも増えています

という点には注意が必要です。


5. 実際の家計シミュレーション

例えば、次のようなケースです。

ケース例
  • 障害年金:月8万円
  • 生活費:月10万円
  • 後見人報酬:月2万円

この場合、

後見費用は生活費の約20%

を占めることになります。

つまり、

制度設計を考えないと生活費を圧迫する可能性

があります。


6. 成年後見の費用が高いと言われる理由

成年後見制度が「高い」と言われる理由は次の3つです。

  • 終身制度
  • 専門職報酬が継続する
  • 途中でやめられない

つまり、

一度開始すると基本的に一生続く制度

という点が大きな特徴です。


7. 費用を抑える方法

成年後見の費用を抑えるためには、次の方法があります。

  • 家族後見を検討する
  • 任意後見を活用する
  • 家族信託を検討する
  • 財産管理契約を利用する

特に、

制度を組み合わせて使うこと

が重要です。


8. 親亡き後を見据えた制度選び

障害のある子の将来設計では、

  • 生活費
  • 住まい
  • 支援者
  • 財産管理

をまとめて考える必要があります。

成年後見だけでなく、

家族信託・任意後見・見守り契約

などを組み合わせることで、より柔軟な支援体制を作ることができます。


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