障害者の相続トラブル事例10選|揉める原因と、今からできる予防策(遺言・信託・後見)
「うちは家族仲がいいから大丈夫」
「まだ元気だから、相続は先の話」
そう思っていたご家庭ほど、障害のある子が相続人になる場面で深刻なトラブルに直面しがちです。
障害のある方が関わる相続では、
意思能力・お金の管理・きょうだい間の不公平感など、
一般的な相続とは違う“火種”が数多く存在します。
この記事では、実際によくある相続トラブル事例10選をもとに、
「なぜ揉めるのか」「今から何をしておけば防げたのか」を、
初心者向けにわかりやすく解説します。
目次
1. 結論|障害者相続は「事前設計」で9割防げる
最初に結論です。
障害のある子が関わる相続トラブルの多くは、準備不足が原因です。
・遺言がない
・「平等に分ける」しか考えていない
・判断能力への配慮がない
この状態で相続が始まると、
家族関係が一気に崩れてしまうことも珍しくありません。
2. 相続トラブル事例①〜⑤
① 障害のある子が遺産分割協議に参加できない
→ 協議が進まず、家庭裁判所へ。
→ 協議が進まず、家庭裁判所へ。
予防策:生前に遺言書を作成/成年後見や任意後見の準備
② きょうだいが「財産を使い込まれる」と疑心暗鬼
→ 信頼関係が崩壊。
→ 信頼関係が崩壊。
予防策:家族信託や信託口座で管理を透明化
③ 法定相続分どおりに分けた結果、生活費が不足
→ 障害のある子の生活が立ち行かない。
→ 障害のある子の生活が立ち行かない。
予防策:遺言で生活資金を厚めに指定
④ 遺言はあるが内容が曖昧で争いに
→ 解釈を巡り紛争。
→ 解釈を巡り紛争。
予防策:具体的な金額・方法を明記した遺言
⑤ 相続後に詐欺被害に遭った
→ 多額の財産が流出。
→ 多額の財産が流出。
予防策:後見制度・信託による金銭管理
3. 相続トラブル事例⑥〜⑩
⑥ 遺言がなく、きょうだい間で介護負担の不満が爆発
予防策:介護への配慮を遺言やメモで明示
⑦ 成年後見人を巡り親族で対立
予防策:任意後見で親の意思を反映
⑧ 不動産を共有相続して処分できない
予防策:換価分割を前提とした遺言設計
⑨ 障害年金・給付金の管理が混乱
予防策:口座管理ルールを生前に整備
⑩ 親亡き後、支援者が誰もいない
予防策:死後事務委任・支援ネットワーク構築
4. トラブルの共通原因とは?
これらの事例には、共通点があります。
- 「そのうち考える」と先送り
- 障害特性への理解不足
- 制度を知らないまま相続開始
相続は起きてから考えるものではなく、起きる前に設計するものです。
5. 今からできる3つの予防策
① 遺言書で「分け方」を決める
法定相続に任せず、生活設計を前提に指定します。
② 家族信託・任意後見で「管理」を整える
お金・契約・判断を仕組み化します。
③ 死後事務まで含めて「親亡き後」を完成させる
死亡直後の空白をなくすことが重要です。
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