【保存版】東京都文京区 こども家庭支援センター|発達・障がいの相談窓口まとめ

📞 文京区で、発達や障がいの相談先に迷っている方へ

「ことばが遅い気がする」「集団生活になじめない」「障害福祉サービスを使いたいが、どこへ連絡すればよいか分からない」。文京区には複数の相談窓口があり、悩みの内容や子どもの年齢によって担当が異なります。

最初から正しい窓口を完璧に選ぶ必要はありません。家庭全体の困りごとは、こども家庭支援センターへ相談し、発達・教育・福祉の専門相談へつないでもらう方法があります。

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最初に押さえたい結論

  • 子育てや家庭全体の悩みは、文京区こども家庭支援センターの「こどもと家庭の総合相談」が身近な入口です。
  • 乳幼児の発達は、保健サービスセンター・本郷支所の発達健診や心理相談が候補です。
  • 発達や教育、不登校などは、教育センター総合相談室へ相談できます。
  • 児童発達支援などの利用は、相談支援事業所と計画を整理し、区の支給決定を受ける流れが基本です。
  • 虐待の疑い、養育困難、障がいや発達に関する専門的な児童相談は、文京区児童相談所も窓口です。差し迫った危険があれば110・119を優先してください。

制度名が似ているため注意しましょう。

「こども家庭支援センター」は、子どもと家庭の相談を受ける具体的な部署です。一方、「こども家庭センター」は、母子保健と児童福祉が連携して、妊娠期から子育て期まで切れ目なく支えるための相談支援体制を指します。文京区では、こども家庭支援センターと保健サービスセンター等が連携します。すべての相談や申請を一つの窓口だけで完結させる制度ではありません。

よくある悩み――相談してよい段階が分からない

発達や障がいの相談では、「診断がない」「困りごとが小さい」「園や学校から指摘されていない」と相談を控える家庭が少なくありません。しかし、相談は診断を受けると決めた後だけに行うものではありません。

  • ことば、運動、食事、睡眠、排せつの発達が気になる
  • 音や光、衣服、においなどへの反応が強い
  • かんしゃくや不安が強く、親子ともに疲れている
  • 園や学校で集団行動、学習、友人関係につまずいている
  • 不登校、行き渋り、いじめ、家庭内での衝突がある
  • 児童発達支援や放課後等デイサービスの利用を検討したい
  • 親の病気や仕事、きょうだいのケアで養育が難しくなっている
  • 親が倒れたときや将来の「親亡き後」も心配である

このような段階で相談して構いません。困りごとを整理する相談と、医学的な診断、福祉サービスの支給決定は別の手続きです。まず相談し、必要な次の一歩を一緒に決めることが大切です。

この記事で分かること

この記事では、東京都文京区で発達・障がいについて相談するときの窓口を、目的別に整理します。こども家庭支援センターができること、教育センターや保健サービスセンターとの違い、障害福祉サービスを利用するまでの流れ、相談時に準備するメモ、緊急時の連絡先までを確認できます。

さらに、今の困りごとだけでなく、子どもの成長に伴って必要になる支援者、生活費、金銭管理、契約、相続などを、家庭だけで抱え込まないための準備にも触れます。

① 文京区こども家庭支援センターとは

文京区こども家庭支援センターは、子どもと家庭のさまざまな悩みを受け止める身近な相談機関です。「こどもと家庭の総合相談」では、区内在住の18歳未満の子どもと保護者等を対象に、子育ての不安、子どもの気になる様子、家庭の困りごとなどを受け付けています。

相談内容に応じて情報提供を行い、適切な相談機関を紹介することも役割です。相談専用電話は03-5803-1109、受付は原則として月曜日から金曜日の午前9時から午後5時までです。面談を希望するときは、まず電話で相談してから来所の案内を確認するとスムーズです。

同センターは、子育て短期支援、親子関係や養育の相談、ヤングケアラー、虐待予防など、家庭を取り巻く幅広い課題を扱います。ただし、医療機関のように診断を確定する場所でも、すべての障害福祉サービスを直接決定する窓口でもありません。「何に困っているかは分かるが、制度名が分からない」というときの入口として活用できます。

② 相談内容別の窓口早見表

最初の窓口は、子どもの年齢だけでなく「いま一番困っていること」で選びます。迷う場合は、こども家庭支援センターへ相談し、担当につないでもらいましょう。

主な困りごと第一候補となる窓口主な役割・注意点
子育て不安、家庭関係、養育負担、相談先が不明こども家庭支援センター家庭全体の相談、情報提供、適切な機関への紹介
乳幼児のことば、運動、行動、親子関係保健サービスセンター・本郷支所発達健診、心理相談など。原則予約制のため電話で確認
発達、情緒、教育、不登校、いじめ教育センター総合相談室子ども本人・保護者の相談。来所相談は申込み方法を確認
児童発達支援の利用、支援計画児童発達支援センター・障害児相談支援事業所子どもの状態と希望を整理し、計画作成や事業所調整を行う
身体・知的障がいの福祉サービス申請障害福祉課サービスは申請後、調査や計画を踏まえて支給決定される
精神・発達障がい等に関する福祉相談文京保健所予防対策課対象や申請先はサービスにより異なるため事前確認が必要
虐待、養育困難、専門的な児童相談文京区児童相談所本人、家族、地域の人からの相談・通告を受け付ける

窓口名、受付時間、対象、必要書類は変更されることがあります。来所前に文京区公式サイトまたは電話で最新情報をご確認ください。

③ こどもと家庭の総合相談でできること

総合相談の強みは、一つの症状だけでなく、子どもと家庭の生活全体を見てもらえることです。たとえば、子どものかんしゃくの背景に、睡眠の乱れ、親の体調不良、きょうだいへの負担、経済的な困りごとが重なっている場合があります。

相談では、現在の困りごとを聞き取り、利用できる子育て支援の案内、面談、保健・教育・福祉・児童相談所などへの橋渡しを検討します。家族が「発達相談なのか、家庭相談なのか」を決め切れなくても構いません。

相談の伝え方

制度名ではなく、生活で起きていることを話す

「何の制度を使いたいか」より、「朝の支度に毎日2時間かかる」「園から週3回迎えを求められ、仕事の継続が難しい」「親が通院する日は子どもを見られる人がいない」のように、頻度と影響を具体的に伝えると支援の検討につながりやすくなります。

こども家庭支援センターの相談だけで診断やサービス利用が決まるわけではありません。しかし、複数の課題がある家庭ほど、入口で全体像を共有する意味があります。

④ 乳幼児の発達はどこへ相談するか

乳幼児のことば、運動、遊び方、対人関係などが気になるときは、保健サービスセンターまたは本郷支所へ相談できます。文京区では、発達健診や心理相談(子育て相談)が案内されています。

発達健診では、面接、身体計測、診察、保健・栄養に関する助言などを通じて成長や発達を確認します。心理相談では、ことばの発達、遊び方、関わり方などについて心理相談員に相談できます。いずれも予約が必要とされているため、利用前に対象、日程、持ち物を確認してください。

  • 保健サービスセンター:03-5803-1807
  • 保健サービスセンター本郷支所:03-3821-5106

母子健康手帳、健診結果、園からの記録、気になる場面のメモがあれば持参候補になります。ただし、資料がそろわないことを理由に相談を遅らせる必要はありません。発達には個人差があるため、単発の行動だけで診断名を決めつけず、複数の場面や成長の経過を見てもらいましょう。

⑤ 発達・教育・不登校の相談先は教育センター総合相談室

子どもの発達、情緒、学習、友人関係、不登校など、教育に関わる悩みは文京区教育センター総合相談室が候補です。所在地は文京区湯島4丁目7番10号、総合相談係の電話は03-5800-2594です。

相談の目的は、子どもを一方的に評価することではありません。家庭や園・学校で何が起きているかを整理し、本人が安心して学び、過ごすための対応を考えることです。来所相談を希望するときは、予約方法や対象を事前に確認しましょう。

園・学校へ共有するときのポイント

「困った行動」だけでなく、うまくいく条件も共有します。たとえば、指示を一つずつ伝えると動ける、予定を絵で示すと落ち着く、静かな場所なら課題に取り組める、休憩の合図を決めると戻れる、という情報は具体的な配慮につながります。

文京区は電話教育相談・いじめ電話相談も案内しています。利用時間や専用番号は公式ページで最新情報を確認してください。生命や身体に差し迫った危険がある場合は、相談予約を待たず警察・救急へ連絡します。

⑥ 児童発達支援を利用したいときはどうするか

児童発達支援は、主に未就学の子どもに対し、日常生活の基本動作、認知やことば、集団への適応などを支援する障害児通所支援です。文京区教育センターには、児童発達支援「そよかぜ」があります。

そよかぜは、受給者証を持つ2歳から5歳の未就学児を対象として案内されています。利用を希望するときは、最初に教育センター総合相談室へ相談し、子どもの状態、家庭の希望、利用の必要性を整理します。定員、通所日、利用要件は変わる可能性があるため、その時点の案内を確認してください。

児童発達支援は「診断名があれば自動的に使える」「手帳がなければ一切相談できない」という仕組みではありません。自治体への申請、支給決定、受給者証、利用契約などが関わります。医師の意見書等を求められる場合もあるため、必要書類は個別に確認しましょう。

放課後等デイサービスは、就学している障がいのある子どもの放課後や長期休業中の生活・発達を支えるサービスです。事業所ごとに活動内容、送迎、医療的ケア、職員体制、空き状況が異なります。名称や近さだけで決めず、本人との相性や家庭の目的を確認します。

⑦ 障害児相談支援は何をしてくれるのか

障害児相談支援は、障害児通所支援を利用するときに、子どもと家庭の希望を整理し、「障害児支援利用計画」の作成や見直し、事業所との連絡調整などを行う仕組みです。文京区教育センターの「なないろ」のほか、区が案内する指定障害児相談支援事業所があります。

相談支援が担うこと別に担当を決めること
本人・家族の希望の整理、利用計画、サービス事業所との調整、利用後のモニタリング毎日の介護、医療行為、預金の包括的管理、相続手続き、すべての契約の代理

相談支援専門員は重要な調整役ですが、家庭のあらゆる実務を代行する人ではありません。医療は医療機関、学校生活は学校・教育委員会、財産管理や契約は本人の意思決定能力に応じた支援者や法的制度というように、役割を分けます。

相談時には「週に何回通いたいか」だけでなく、「着替えを自分でできるようになりたい」「安全に外出する練習をしたい」「親以外に助けを求める方法を身につけたい」など、生活上の目標を本人の様子や意思を踏まえて伝えましょう。

⑧ 障害福祉サービス申請は障がいの種類で窓口が異なる

文京区の案内では、身体障がいに関する相談は障害福祉課身体障害者支援係(03-5803-1219)、知的障がいに関する相談は知的障害者支援係(03-5803-1214)が担当です。精神障がい、発達障がい、難病等に関する相談は、文京保健所予防対策課(03-5803-1847)が案内されています。

ただし、実際の申請先は年齢、利用したいサービス、現在の手帳や受給者証の状況などで変わることがあります。電話では「子どもの年齢」「検討中のサービス」「診断や手帳の有無」「転入予定の有無」を伝え、担当を確認しましょう。

相談と支給決定は別です

障害福祉サービスは、診断名や障害者手帳だけで内容・量が自動的に決まるわけではありません。申請後、心身の状態、生活環境、介護者の状況、本人と家庭の希望、サービス等利用計画案などを踏まえて自治体が支給決定します。申請前にサービスの利用開始を約束できるとは限りません。

転居、進学、卒業などで利用サービスが変わるときは早めの確認が重要です。区外の事業所を希望する場合や、医療的ケア、強度行動障がいへの対応が必要な場合も、受入体制を事業所ごとに確認します。

⑨ 就学・転学・学校生活の相談は早めに始める

特別な教育的支援が必要な子どもの就学・転学は、教育指導課の特別支援教育担当が窓口です。文京区の就学・転学相談では、保護者面談や子どもの行動観察などを通じて、教育的ニーズと適切な学びの場を検討します。

就学相談は「特別支援学校や特別支援学級へ行くことを決める手続き」だけではありません。通常の学級での配慮、特別支援教室、通級、特別支援学級、特別支援学校など、本人に合う支援を考える過程です。年度ごとに申込期限が設定されることがあるため、入学・転学を検討した時点で教育指導課特別支援教育担当(03-5803-1298)へ最新日程を確認してください。

本人の得意なこと、不安になりやすい場面、必要な休憩、コミュニケーション方法、医療・服薬、避難時の支援などを一枚にまとめると引継ぎに役立ちます。学校名や学級種別だけでなく、通学方法、放課後、長期休暇、保護者の送迎負担まで含めて検討します。

⑩ 児童相談所と緊急時の連絡先を区別する

文京区児童相談所は、18歳未満の子どもについて、虐待・養育困難、保健、障がいや発達、非行、不登校やしつけなどの相談を受け付けています。本人、家族、地域の人など、誰でも相談できます。文京区児童相談所の相談電話は03-3811-5241、原則として平日午前9時から午後5時です。

虐待かどうか確信がなくても、「子どもの安全が心配」という段階で連絡できます。通告した人の情報は守られ、匿名での通告も可能と案内されています。夜間・休日を含む児童虐待の通告・相談は189、子どもの福祉全般に関する児童相談所相談専用ダイヤルは0120-189-783です。

今すぐ安全を確保する必要があるとき

暴力が続いている、重いけががある、生命の危険がある、行方不明など、差し迫った危険がある場合は110または119へ連絡してください。相談窓口の開庁を待つ必要はありません。保護者自身が「子どもに手を上げそう」「このままでは安全に養育できない」と感じたときも、早めに助けを求めてください。

⑪ 相談前に整理する情報――完璧な資料は不要

相談を有効にするために、困りごとの「いつ・どこで・どの程度」を短く整理します。専門用語や診断名を推測する必要はありません。次の項目から分かる範囲だけをメモしましょう。

項目メモする例
基本情報年齢、在籍園・学校、同居家族、通院先、診断・手帳・受給者証の有無
困る場面朝、食事、着替え、登園・登校、授業、放課後、入浴、就寝など
頻度と期間週何回、何分続くか、いつから変化したか
安全面飛び出し、自傷・他害、誤飲、行方不明、医療的ケア、アレルギー
うまくいく条件写真で伝える、静かな部屋、見通しを示す、特定の人が付き添う
家庭への影響親の睡眠、仕事、通院、きょうだい、送迎、家計への影響
本人の希望本人が嫌がること、好きな活動、安心できる人や場所、伝達方法

動画や写真が役立つ場合もありますが、撮影は本人の尊厳とプライバシーに配慮します。園・学校・事業所の記録を共有するときも、共有範囲と目的を確認しましょう。

本人ができることを三つに分ける

  • 本人だけでできること:得意な方法で選ぶ、予定を確認する、助けを求めるなど
  • 支援があればできること:説明を短くする、絵や文字を使う、選択肢を二つにする、時間を置くなど
  • 代行や継続支援が必要なこと:複雑な申請、契約、服薬管理、安全確保など

「できない」と一括りにせず、支援方法を変えればできることを見つけます。将来の意思決定支援や金銭管理を考えるうえでも大切な整理です。

⑫ 家庭・園・学校・支援者の役割を一人に集中させない

支援が長く続くほど、特定の親や担任だけに情報と負担を集中させないことが重要です。役割分担表を作り、誰が何を知り、緊急時に誰へ連絡するかを共有します。

役割主な担当候補確認すること
日常生活・本人の意思本人、家族、園・学校、通所先好き嫌い、伝え方、生活リズム、必要な配慮
発達・教育教育センター、園・学校、医療機関評価結果、支援目標、学校での合理的配慮
福祉サービス調整相談支援専門員、区担当、事業所計画、支給量、送迎、医療的ケア、緊急時対応
医療・服薬本人、家族、主治医、薬局、支援事業所受診先、薬、アレルギー、発作時対応、情報共有の同意
お金・契約本人、家族、必要に応じて専門職や法的支援者本人名義財産、支払い、契約理解、詐欺対策
緊急連絡複数の家族、支援機関、近隣の協力者親が倒れた場合の連絡順、短期の預け先、鍵・薬・保険証

きょうだいは支援チームの一員になり得ますが、当然に親の役割を引き継ぐ義務があるという前提にしません。本人の意思を中心に、家族、自治体、相談支援、医療、教育、福祉、法律専門職などで分担します。

将来に向けて月次収支も把握する

子どもが成長したら、障害年金や手当、就労収入、住居費、食費、医療費、サービス利用料、通信費、余暇費、臨時費を本人名義の情報として整理します。障害年金は本人の財産であり、親の口座や家計と安易に混ぜないことが大切です。本人が理解できる方法で確認し、支援が必要な部分だけを補います。

障がいがあるだけで成年後見が必要になるわけではありません。本人が対象となる契約を理解できるか、説明や支援があれば判断できるかを個別に確認します。親も、成人した子の契約や財産を家族という理由だけで包括的に代理できるわけではありません。

⑬ よくある失敗例――窓口につながっても支援が続かない理由

失敗例1

診断が出るまで相談しない

相談、診断、福祉サービスの申請は別です。生活上の困りごとがあれば、診断前でも相談できます。早い段階の記録は、後の評価にも役立ちます。

失敗例2

一つの窓口ですべて解決すると思う

家庭相談、発達相談、医療、教育、福祉の支給決定は役割が異なります。最初の窓口には、次の担当部署と連絡方法、紹介時に共有される情報を確認しましょう。

失敗例3

子どもの苦手なことだけを伝える

得意なこと、本人の希望、落ち着ける条件も支援設計に必要です。問題行動を止めることだけを目的にせず、本人が安心して参加できる環境を考えます。

失敗例4

担当者が変わるたびに最初から説明する

支援者ノートや一枚のプロフィールを作り、診断書、計画、会議記録、緊急連絡先を更新します。情報共有には本人・保護者の同意とプライバシーへの配慮が必要です。

失敗例5

親だけで抱え、限界になってから緊急相談する

親の体調、睡眠、就労への影響も相談事項です。短期の預かり、相談支援、複数の連絡先を平時に確認し、「親が3日入院したらどうするか」を試算しておきます。

⑭ 相談から支援開始までのロードマップ

緊急性がない場合の一般的な進め方です。支援の開始時期は、制度、空き状況、申請内容によって異なります。

今日~1週間:困りごとを一つ選ぶ
安全、睡眠、登園・登校、ことば、家族の負担など、最優先の課題を一つ決めます。窓口が分からなければ、こども家庭支援センターへ相談します。危険があれば緊急連絡を優先します。
2週間~1か月:専門窓口へつながる
発達健診、心理相談、教育相談、児童相談所、障害福祉課など、紹介された窓口へ連絡します。本人の様子、家庭への影響、これまでの支援を共有します。
1~3か月:評価と支援目標を整理する
必要に応じて医療・発達評価を受け、園・学校・相談支援事業所と目標を決めます。「週何回利用するか」だけでなく、本人がどのような生活を望むかを確認します。
3~6か月:申請・見学・利用調整を進める
サービスが必要なら申請し、受給者証、利用計画、事業所との契約を進めます。見学時は職員体制、送迎、欠席対応、医療的ケア、事故時の連絡、本人との相性を確認します。
6か月~1年:効果と負担を見直す
本人の安心や参加が増えたか、家庭や学校の負担がどう変わったかを振り返ります。支援が合わない場合は、本人を責めず、環境・方法・量を調整します。
毎年:次の移行と親亡き後を更新する
進級、就学、卒業、成人、親の高齢化を見据え、支援者ノート、緊急連絡、住まい、収支、医療、契約、相続の準備を見直します。制度変更や担当変更も確認します。

⑮ 保存版チェックリスト

初回相談まで

  • □ 最も困っている場面を一つ決めた
  • □ いつから、週何回、何分程度かをメモした
  • □ 本人が安心できる条件と得意なことを整理した
  • □ 診断、手帳、受給者証がなくても相談できるか確認した
  • □ 受付時間、予約の要否、持ち物、所在地を公式情報で確認した

支援を決めるとき

  • □ 本人に分かる方法で希望を確認した
  • □ 支援の目的を「できないことの矯正」だけにしていない
  • □ 園・学校・医療・福祉の担当を区別した
  • □ 送迎、費用、欠席、緊急時、医療的ケアを確認した
  • □ 個人情報を誰と何のために共有するか確認した

継続と将来準備

  • □ 支援者ノートと緊急連絡先を年1回以上更新している
  • □ 親が急に入院した場合の預け先と連絡順を決めた
  • □ 本人の収入・支出・口座を親の家計と分けて把握している
  • □ 住まい、医療、日中活動、金銭管理を一体で検討している
  • □ きょうだい一人へ当然に負担を集中させていない
  • □ 遺言、信託、後見等は役割と本人の判断能力を確認して選んでいる

⑰ まとめ――迷ったら家庭全体の困りごとから相談する

東京都文京区で発達・障がいについて相談するときは、相談内容に応じて窓口を選びます。家庭全体の悩みや行き先が分からない場合はこども家庭支援センター、乳幼児の発達は保健サービスセンター、発達・教育は教育センター、障害福祉サービスは障害福祉課や予防対策課、専門的な児童相談や虐待通告は児童相談所が主な候補です。

大切なのは、最初から診断名や制度名を決めることではありません。本人がどの場面で困り、どのような支援があれば安心して生活できるかを具体的に伝えることです。相談後は、次の担当、期限、必要書類、連絡方法をメモし、支援を一度で終わらせず見直します。

子どもの成長に伴い、教育、医療、福祉、住まい、お金、契約の課題は変わります。今の支援を整えることは、そのまま親が病気になったときや親亡き後への備えになります。一人の家族だけで抱えず、複数の機関と支援者でつながりを作っておきましょう。


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