【はじめての相談】東京都中央区で障がいのある子どもの相談ができる窓口を徹底解説

📞 発達、療育、学校、家庭の負担――最初にどこへ相談すればよいか迷っていませんか?

東京都中央区には、子ども家庭支援センター、子ども発達支援センター、保健所・保健センター、障害福祉の担当課、教育相談・就学相談など、相談内容ごとに役割の異なる窓口があります。

窓口名を正確に選ぶことより、「いま何に困り、いつから、どの場面で起きているか」を伝えることが第一歩です。相談先が分からない場合は、子ども家庭支援センター「きらら中央」の総合相談から始められます。

📞 ご相談はこちら
☎ 0120-905-336

最初に押さえたい結論

  • 窓口が分からない:子ども家庭支援センター「きらら中央」総合相談 03-3542-6322
  • 発達や療育を相談したい:子ども発達支援センター「ゆりのき」03-3545-9844
  • 障害児通所支援を申請したい:中央区役所 障害者福祉課相談支援係 03-3546-6032
  • 乳幼児の成長・健康・食事が心配:住所を担当する保健所・保健センター
  • 学校生活や不登校が心配:教育相談の電話相談 03-3545-9203、来所相談 03-3545-9200
  • 就学先や特別支援教育を相談したい:就学相談 03-3546-5632

このような悩みはありませんか?

ことばが遅い、かんしゃくが激しい、集団活動に入りにくい、読み書きが苦手、学校へ行きづらい、療育を利用したいが申請方法が分からない、親が疲れ切っている、きょうだいへの影響が心配――。診断名や制度名が分からなくても、生活上の困りごとから相談できます。

この記事で分かること

中央区の主な相談窓口の違い、相談内容別・年齢別の選び方、初回連絡で伝えること、相談後に支援へつながる流れ、よくある行き違い、緊急時の連絡先を、初めての方にも分かりやすく解説します。

① まず確認|中央区の相談窓口早見表

相談は、一つの窓口ですべて完結するとは限りません。次の表で「いま一番困っていること」に近い入口を選びましょう。複数に当てはまる場合は、最も緊急性の高いことから伝えます。

主な困りごと最初の窓口電話・受付の目安
どこへ相談するか分からない/家庭全体が大変きらら中央・総合相談03-3542-6322
9時~17時(祝日・年末年始を除く)
発達、ことば、運動、感覚、行動、療育子ども発達支援センター ゆりのき03-3545-9844
9時~17時(祝日・年末年始を除く)
児童発達支援・放課後等デイ等の申請障害者福祉課相談支援係03-3546-6032
平日8時30分~17時
乳幼児の成長、健診、食事、健康、育児住所を担当する保健所・保健センター中央区保健所ほか3センター
学習、行動、友人関係、不登校、子育て教育センター・教育相談電話 03-3545-9203
来所予約 03-3545-9200
就学先、特別支援学級・学校、通級等教育センター・就学相談03-3546-5632
虐待の疑い、子どもの安全子どもほっとライン/児童相談所虐待対応ダイヤル03-3542-6328/189
受付時間は変更されることがあります。予約の要否、対象年齢、担当区域、当日の持ち物は、中央区公式サイトまたは電話で事前に確認してください。命や身体に差し迫った危険がある場合は、通常の相談予約を待たず110番・119番へ連絡します。

② なぜ相談窓口が複数ある?役割を分けて支えるため

子どもの困りごとは、発達だけ、学校だけ、家庭だけに分けられません。たとえば、感覚の過敏さから給食が食べられず、疲れて帰宅後にかんしゃくが増え、保護者の睡眠や就労にも影響することがあります。この場合、発達支援、学校での配慮、家庭支援を同時に考える必要があります。

機関の種類主な役割原則として行わないこと
総合相談家庭全体の状況整理、必要な支援への橋渡し医療診断やサービスの支給決定
発達支援発達相談、評価、療育、通所・訪問支援学校の在籍先を単独で決定すること
行政の障害福祉申請受付、調査、支給決定、受給者証個々の事業所との契約代行
相談支援利用計画、事業所との連絡調整、モニタリング家族の法的代理や生活全般の代行
教育学校生活、教育的ニーズ、就学先の相談医療的な診断・治療

「たらい回し」に感じたら、紹介先の名称、担当部署、電話番号、紹介理由、次に伝える内容をメモしてもらいましょう。最初の窓口へ経過を共有し、調整役が誰かを確認することも有効です。

③ きらら中央|相談先が分からないときの総合窓口

中央区立子ども家庭支援センター「きらら中央」は、18歳未満の子どもと子育て家庭のさまざまな相談に応じる総合窓口です。所在地は東京都中央区明石町12-1、中央区保健所等複合施設4階。相談電話は03-3542-6322です。電話のほか、事前連絡による来所相談、オンライン相談、子ども本人からの相談にも対応しています。

「障がいの相談か分からない」「家庭と学校の問題が重なっている」「親が体調を崩し、育児を続けにくい」といった、入口を決めにくい相談に向いています。保健・心理・福祉の専門職が状況を整理し、必要に応じて発達支援、保健、教育、医療、児童相談所などへつなぎます。

  • 育児への不安、親子関係、家庭内の負担
  • 一時預かり、ショートステイ、育児支援ヘルパー等の相談
  • 保護者の病気、出産、介護、仕事との両立
  • きょうだいの負担、家庭の孤立、養育上の心配
  • 虐待の不安、子どもの安全に関する相談

施設・事業の代表電話03-3542-6321と、総合相談電話03-3542-6322は役割が異なります。相談を希望する場合は総合相談へ連絡すると分かりやすいでしょう。

④ ゆりのき|発達・療育について具体的に相談する窓口

中央区立子ども発達支援センター「ゆりのき」は、明石町12-1の同じ複合施設3階にあります。発達に関する総合相談は03-3545-9844。心理、理学療法、作業療法、言語療法、児童精神科など、必要性に応じた専門相談や支援を行います。

気になる場面伝える例検討される支援の例
ことば・意思疎通単語が増えない、指示が伝わりにくい発達相談、言語面の評価・支援
運動・生活動作転びやすい、着替えや食具が難しい理学療法、作業療法
感覚・行動音を強く嫌がる、切替えで混乱する心理面接、環境調整、療育
集団生活園の活動に参加しにくい、友達とのやり取りが難しい児童発達支援、保育所等訪問支援
放課後生活力や社会性を育てる場がほしい放課後等デイサービス

診断や障害者手帳がなくても、発達の心配について相談を始められます。ただし、児童発達支援、放課後等デイサービス、保育所等訪問支援などの利用には、対象要件の確認と区の支給決定が必要です。相談開始とサービス利用開始は別の手続と考えましょう。

⑤ 保健所・保健センター|乳幼児の成長・健康・食事を相談する

乳幼児期は、体重が増えない、離乳食が進まない、眠らない、運動発達が気になる、育児に自信が持てないといった相談を、住所を担当する保健所・保健センターへ伝えられます。健診や相談の経過を踏まえ、必要に応じて医療機関やゆりのきへつなぐ役割もあります。

窓口所在地電話
中央区保健所 健康推進課明石町12-103-3541-5930
日本橋保健センター日本橋堀留町1-1-103-3661-3515
月島保健センター月島2-10-303-5560-0765
晴海保健センター晴海4-8-103-6381-2972

相談・健診の対象や日程は内容によって異なり、予約が必要な場合があります。母子健康手帳、健診結果、成長記録、食事や睡眠の記録があると説明しやすくなります。担当区域が分からなければ、最寄りのセンターへ住所を伝えて確認してください。

⑥ 障害者福祉課|児童発達支援・放課後等デイ等を申請する窓口

障害児通所支援を使いたい場合、相談しただけでは利用開始になりません。中央区役所4階の障害者福祉課相談支援係へ申請し、子どもの状況や必要性の確認を経て、支給決定と受給者証の交付を受けます。電話は03-3546-6032です。

1.相談:本人・家庭の困りごとと、どの支援が必要かを整理します。
2.申請:区へ申請し、必要書類や調査方法の案内を受けます。
3.利用計画:障害児支援利用計画案等を準備します。作成方法は担当窓口へ確認します。
4.支給決定:サービスの種類、支給量、期間等が決まり、受給者証が交付されます。
5.契約:家庭が事業所を選び、内容・曜日・費用等を確認して契約します。

診断名や手帳の有無だけで利用可否が自動的に決まるわけではありません。一方で、診断や手帳があっても申請なしに利用できるわけではありません。対象、必要書類、自己負担、更新時期を個別に確認しましょう。

⑦ 障害児相談支援|利用計画を作り、支援を調整する

障害児相談支援は、子どもと家族の希望や生活上の課題を整理し、障害児支援利用計画の作成やサービス利用後のモニタリングを行います。ゆりのきの障害児支援利用計画相談は予約制で、電話は03-6260-6464です。

  • 本人と家族が望む生活を確認する
  • 支援目標と利用するサービスを整理する
  • 園、学校、医療、通所事業所等との情報共有を検討する
  • 利用後の変化を確認し、必要に応じて計画を見直す
相談支援は「何でも代わりにする人」ではありません。契約、医療同意、財産管理、学校での判断などを包括的に代理する制度ではありません。調整を誰が担うか、家族がすること、各機関がすることを確認しましょう。

本人の意向を中心にすることが大切です。言葉で希望を伝えにくい場合も、表情、行動、好き嫌い、落ち着く環境、選び方などから意思をくみ取る工夫を支援者と共有します。

⑧ 教育相談|学習・行動・友人関係・不登校を相談する

中央区立教育センターの教育相談では、幼児から高校生相当までの子どもの教育や子育てに関する相談を受けています。電話相談は03-3545-9203、来所相談の予約は03-3545-9200です。所在地は明石町12-1です。

読み書きや計算のつまずき、授業中の離席、集団での不安、友人関係、不登校・登校しぶり、子どもへの接し方などを相談できます。「学校から発達検査を勧められたが、どう考えればよいか」といった相談も、事実と希望を整理して伝えましょう。

学校への要望は具体的に:「配慮してください」だけでなく、「口頭指示と一緒に手順表を見せる」「静かな場所で休憩できるようにする」「宿題量を本人の状態に合わせて相談する」など、困る場面と役立った工夫をセットで共有します。

学校内の対応は、担任、管理職、特別支援教育コーディネーター、スクールカウンセラー等にも相談できます。外部機関へ相談した場合は、本人・保護者の意向を確認したうえで、どの情報を学校と共有するかを決めます。

⑨ 就学相談|子どもに合う学びの場を早めに検討する

就学相談は、発達、ことば、身体、聞こえ・見え方、生活動作、行動などに心配がある子どもについて、就学先や必要な教育的支援を相談する窓口です。中央区教育センター教育支援課の就学相談は03-3546-5632です。

就学先は名称だけで決めるのではなく、本人の得意・苦手、通学、学級規模、支援体制、医療的ケア、交流の機会、放課後、家族の希望などを総合的に検討します。見学や面談に時間がかかることがあるため、就学年度の案内を確認し、早めに相談を始めましょう。

  • 園や療育先での様子、できること、支援が必要な場面
  • 本人が安心して学べる環境と苦手な刺激
  • コミュニケーションの方法、移動・食事・排せつ等
  • 通学方法、放課後の過ごし方、医療面の留意事項
  • 本人と保護者が大切にしたいこと

障がいがあるから特定の学びの場に自動的に決まるわけではありません。本人の教育的ニーズと意思を尊重し、必要な情報を集めて検討する過程が重要です。

⑩ 園・学校と相談窓口をつなぎ、場面の違いを共有する

家庭では落ち着いているのに園では活動に入れない、学校では頑張っているのに帰宅後に崩れるなど、場所によって様子が異なることがあります。どちらかが間違っているのではなく、人数、音、課題、見通し、疲労の違いが影響している可能性があります。

共有すると役立つ情報具体例
困る前の状況予定変更、騒音、空腹、長い説明、待ち時間
本人のサイン耳をふさぐ、動きが止まる、同じ質問を繰り返す
有効だった対応絵で予定を示す、選択肢を二つにする、短く休む
避けたい対応大勢の前で注意する、急に触れる、説明なく変更する
本人の得意・関心図形、音楽、乗り物、手順の正確さ、記憶力

情報共有には本人・保護者の同意が基本です。誰に、何を、どの目的で共有するかを確認しましょう。連絡帳、支援計画、面談記録などで合意事項を残すと、担当者が替わっても支援を引き継ぎやすくなります。

⑪ 医療機関へ相談する目安|診断を急ぐより安全と生活を整える

発達相談と医療相談は役割が異なります。けいれん、意識の変化、急な運動機能の低下、強い自傷、摂食や睡眠の著しい悪化などがある場合は、発達相談の予約だけで待たず、かかりつけ医や救急医療へ相談します。

診断は支援を考える材料になりますが、診断名だけで家庭や学校の具体策が決まるわけではありません。受診時には、困りごとの頻度、始まった時期、起こる場面、睡眠・食事、既往歴、園・学校からの情報、試して効果があった工夫を伝えます。

障がいがあることと、本人に判断能力がないことは同じではありません。年齢や理解の程度に合わせて本人へ説明し、診療や支援について意思を確認します。成人後も、親が当然にすべての契約や医療判断を代理できるわけではありません。

⑫ 親・きょうだいの負担も、子どもの支援として相談する

保護者が眠れない、仕事を続けられない、外出できない、きょうだいが我慢を重ねているといった状況は、家族の努力不足ではありません。子どもの支援を安定させるためにも、家庭全体の負担を相談対象にします。

  • 親が休むための一時預かりやショートステイ
  • 家事・育児を支える訪問型サービス
  • 保護者自身の保健・医療・心理相談
  • きょうだいの気持ちを聴く機会と、その子だけの時間
  • 災害、親の入院、送迎不能時の緊急連絡体制

きょうだいを将来の主な介護者・契約担当者と決めつけないことが大切です。公的支援、相談支援、医療、学校、地域、専門職など複数の支えを組み合わせ、家族一人に責任を集中させない設計を目指します。

預かりサービスは対象年齢、利用理由、定員、医療的ケアや行動面の支援体制がそれぞれ異なります。必要になる前に見学、登録、情報提供の方法を確認しておくと、緊急時に動きやすくなります。

⑬ 虐待・事故・緊急時|通常の相談予約を待たない

子どもへの暴力、放置、性的虐待、著しい養育困難が疑われる場合は、確証を集めてからではなく相談します。中央区の子どもほっとラインは03-3542-6328、受付は平日9時~17時(祝日・年末年始を除く)です。

状況連絡先伝えること
虐待かもしれない/子どもの安全が心配児童相談所虐待対応ダイヤル 189子どもの様子、場所、いつ起きたか、現在の危険
中央区へ相談したい子どもほっとライン 03-3542-6328分かる範囲でよく、匿名での相談も確認
暴力等が進行中で差し迫った危険警察 110現在地、けが、加害行為、避難できる場所
重いけが、意識障害、呼吸困難等救急 119症状、年齢、住所、持病・服薬

189は地域の児童相談所につながる全国共通番号です。匿名での連絡ができ、連絡者や内容に関する秘密は守られると案内されています。保護者自身が「手を出しそう」「子どもと安全に過ごせない」と感じる場合も、子どもと距離を取り、安全な大人へ助けを求めてください。

⑭ 年齢別の相談ルート|節目の前に引継ぎを始める

乳幼児期

健診、保健所・保健センター、保育園・幼稚園、ゆりのきを入口に、健康、発達、家庭生活を整理します。診断の有無だけにとらわれず、食事、睡眠、遊び、コミュニケーションを具体的に伝えます。

就学前

園、ゆりのき、就学相談をつなぎ、本人が安心して学ぶ条件を確認します。就学直前に初めて動くのではなく、見学や資料準備の日程を早めに確認します。

小学生・中学生

担任、特別支援教育コーディネーター、教育相談、放課後等デイ等と、学習・生活・放課後の目標を共有します。不登校や二次的な不安がある場合は、医療・心理支援も検討します。

高校生年代

卒業後の学び、就労、日中活動、医療、金銭管理、移動、住まいを本人と話し始めます。子ども向けサービスが終わる時期と、成人向け制度への引継ぎを確認します。

18歳以降への移行

子ども家庭支援の対象終了前に、障害福祉、基幹相談支援、医療、就労等の担当へつなぎます。成人した本人の契約は、本人の意思と判断能力を前提に考えます。必要な支援があるからといって成年後見制度が自動的に必要になるわけではありません。

⑮ 初回相談の準備|完璧な資料より「困る場面」を3つ

相談前にすべてを整理する必要はありません。まず、最も困る場面を三つまで書き、いつから、どのくらいの頻度で、誰といるときに起きるかをメモします。動画や写真は、撮影・共有の可否を先に確認してください。

準備項目書き方の例
基本情報年齢、在籍園・学校、診断・手帳・受給者証の有無
困りごと週3回、帰宅直後に30分ほど泣き続ける
きっかけ予定変更、空腹、騒音、宿題の開始時
うまくいく条件予定を絵で示す、10分休む、二択で尋ねる
家庭の状況親の体調、就労、きょうだい、頼れる人、緊急時
相談の希望発達を知りたい/園での工夫を相談したい/通所支援を検討したい

母子健康手帳、健診結果、園・学校の記録、医療情報、支援計画、受給者証などがあれば持参します。ただし、書類がそろわないことを理由に緊急の相談を遅らせてはいけません。

最初の電話の例:「中央区在住、6歳の子の相談です。就学後、教室の音を嫌がって登校できない日が増えました。発達の相談と学校での支援について、どこへ相談すればよいか教えてください」

⑯ 相談後の流れ|見立て・役割分担・見直しまで確認する

1.受付:対象年齢、住所、緊急性、主な困りごとを伝えます。
2.面談・情報整理:家庭、園・学校、健康、発達、本人の希望を確認します。
3.支援方針:すぐできる環境調整と、評価・申請等が必要な支援を分けます。
4.連携・申請:必要に応じて、ゆりのき、保健、教育、医療、障害福祉等へつなぎます。
5.実施:家庭や学校で工夫を試し、サービスを利用します。
6.振り返り:変化、本人の負担、家庭の負担を確認し、計画を見直します。

相談後は「次に誰が、いつまでに、何をするか」「連絡がなければどこへ確認するか」「本人と家族が試すこと」をメモします。支援が合わない場合は、我慢して続けるだけでなく、目標や方法の見直しを相談します。

個人情報の共有範囲を確認:機関連携は有効ですが、本人・保護者の意思を置き去りにしないことが大切です。共有先、目的、情報の範囲、保管方法を確認しましょう。

⑰ 3つの相談事例|一つの困りごとから支援チームを作る

事例1:3歳、ことばと強いかんしゃくが気になる

保健センターへ成長や生活リズムを相談し、ゆりのきの発達相談につながりました。家庭では、かんしゃくの直前のサインと落ち着く方法を記録。園とも共有し、本人が見通しを持てるよう写真で一日の流れを示しました。必要性を確認したうえで、児童発達支援の申請も検討しました。

事例2:小学4年生、登校しぶりと帰宅後の混乱

学校では問題なく見えていましたが、家庭では毎日泣き、宿題に取りかかれませんでした。教育相談へ連絡し、本人の疲れや感覚面を整理。学校では休憩場所と指示の見える化を試し、家庭では帰宅後すぐに課題を求めないよう調整しました。必要に応じて発達相談や医療相談も組み合わせました。

事例3:高校生、卒業後と親の体調悪化が心配

子ども向け支援が終わる前に、障害福祉の担当と相談支援へ引継ぎを開始。本人が望む日中活動、移動、金銭の練習、医療、緊急連絡先を整理しました。親だけで契約を決めるのではなく、本人が理解しやすい資料で選択肢を説明し、将来の法的支援は必要性と代替手段を個別に検討しました。

※事例は制度の使い方を示すための一般化した例です。実際の支援内容や利用可否は、本人の状況と各機関の判断により異なります。

⑱ よくある失敗を避ける|相談ロードマップとチェックリスト

よくある行き違いなぜ困るか改善策
診断が出るまで相談しない生活上の困りごとへの対応が遅れる診断前でも、具体的な場面から相談する
相談と申請を同じだと思う受給者証や契約の手続が進まない申請先、必要書類、支給決定までの流れを確認する
窓口ごとに一から説明する家族の負担が増え、情報が食い違う一枚の概要と経過記録を更新して持参する
困りごとだけを伝える本人の強みや有効な支援が見えにくい好きなこと、できること、落ち着く条件も伝える
親やきょうだいが全部担う支援が一人の健康状態に左右される複数機関と緊急連絡体制を作る
今週

最も困ることを三つ書き、早見表から最初の窓口へ電話します。安全上の危険がある場合は即時の連絡先を使います。

1か月以内

面談、見学、必要書類、園・学校との共有範囲を確認し、「誰が何をするか」を一覧にします。

利用開始後

本人の変化と家族の負担を定期的に振り返り、合わない支援は目標・回数・方法を見直します。

相談前後のチェックリスト

  • □ 子どもの安全に差し迫った危険はない
  • □ 最も困る場面を三つまで書いた
  • □ 本人の得意、好き、落ち着く方法も書いた
  • □ 相談の目的を一文にした
  • □ 次の担当者、期限、連絡方法を確認した
  • □ 情報を共有する相手と範囲を確認した
  • □ 親・きょうだいの負担も伝えた
  • □ 年齢の節目前に引継ぎ時期を確認した

⑲ 公的資料・関連記事|「相談先」と「次の手続」を分けて確認する

中央区・国の公的情報

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まとめ

東京都中央区で相談先が分からないときは、きらら中央の総合相談が入口になります。発達・療育はゆりのき、障害児通所支援の申請は障害者福祉課、乳幼児の健康は保健所・保健センター、学校生活は教育相談、就学先は就学相談が主な窓口です。

大切なのは、診断名や制度名を先に決めることではなく、本人が困る場面、得意なこと、家族の負担を具体的に伝えることです。相談後は、担当、期限、次の連絡先を書き残し、複数機関で支援をつないでいきましょう。

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